【カイロ時事】レバノン政府は5日、大規模な爆発が4日に起きた首都ベイルートを対象に2週間の非常事態を宣言した。さらに、爆発現場となった港湾で2014年以降に管理や安全対策を担当した全ての関係者に対し、原因究明の調査中は自宅軟禁とすることも決めた。地元メディアが伝えた。
 ハッサン公衆衛生相は現地メディアに対し、5日までの死者は135人に達し、負傷者は約5000人に上ったと明らかにした。依然として数十人の消息が不明という。
 港の倉庫には14年から、爆薬にも使われる硝酸アンモニウムが2750トン保管されていたとみられている。爆発する危険性を認識しながら放置されていたと報じられた。報道によると、今回の爆発は溶接作業中に硝酸アンモニウムに引火して引き起こされた可能性が指摘されている。
 アウン大統領は5日、「何が起きたのか、できるだけ早く明らかにする。過失のある人の責任を追及する」と強調。原因究明に向けた調査を急ぐ方針を示し、憤る国民に理解を求めた。 

(ニュース提供元:時事通信社)