熊本県を襲った7月の豪雨で氾濫した球磨川水系の治水対策について、蒲島郁夫知事は26日の記者会見で、計画を中止した川辺川ダム建設も「選択肢の一つだ」と述べた。蒲島氏は2008年、ダム計画の白紙撤回を表明しており、建設是非をめぐる議論が再燃しそうだ。
 川辺川ダムをめぐっては、環境保護などを理由に、流域の市町村長が計画の白紙撤回を要求。蒲島氏も反対を表明し、民主党政権が09年に中止を決めた。国や県などは「ダムによらない治水」を模索していた。
 国土交通省九州地方整備局は25日、ダムが整備されていれば人吉市でピーク時流量を約4割削減できたとする推定を公表。被害を抑えられた可能性を示唆した。 

(ニュース提供元:時事通信社)