【ワシントン時事】米連邦捜査局(FBI)など米政府の4機関は26日、北朝鮮が複数の国の銀行を標的にサイバー攻撃を再開したとして、警戒を呼び掛けた。北朝鮮によるサイバー攻撃は、昨年末から動きが止まっていた。
 4機関によると、サイバー攻撃を行っているのは北朝鮮の対外情報・工作機関、軍偵察総局の傘下にあり、米当局が「ビーグルボーイズ」と呼ぶハッカー集団。米政府が2019年に制裁指定したハッカー集団「ラザルス」「APT38」などと多くの部分で重なっており、遅くとも14年には活動を開始した。
 4機関は、北朝鮮が不正入手した資金を「核兵器や弾道ミサイル開発に用いる可能性がある」と指摘した。国連安全保障理事会の報告書によると、北朝鮮はこれまでに、銀行や暗号資産(仮想通貨)取引所へのサイバー攻撃で、20億ドル(約2100億円)近くを手にしたとみられる。 

(ニュース提供元:時事通信社)