アフガニスタンの首都カブール周辺で今月下旬、季節外れの大雨により複数箇所で洪水が発生し、AFP通信によれば29日までに少なくとも160人が死亡した。戦火や新型コロナウイルスに悩まされてきた住民にとって、新たな災いが降りかかった形だ。アフガンでは他の地域でも豪雨災害が増えており、温暖化に伴う気候変動が原因と指摘されている。
 今回の洪水はカブールと隣接するパルワン州、カピサ州、ワルダク州などで発生した。数日間にわたる集中豪雨による鉄砲水で河川が氾濫し、十分な機材がない中で救助活動も難航した。
 水が引いた地域では、家屋や自動車を押しつぶした岩石を住民が手作業で取り除き、犠牲者を捜した。地元民放トロTVは、パルワン州の州都チャリカルで「捜索が進まず親族の遺体が見つからない」と悲嘆に暮れる住民の姿を報じた。 

(ニュース提供元:時事通信社)