大型で非常に強い台風9号は2日午前、九州西方の東シナ海を北上した。午後に九州北部に接近し、夜から3日未明に朝鮮半島に上陸する見込み。気象庁は九州では暴風や高波、高潮、大雨に厳重に警戒するよう呼び掛けた。
 宮崎県延岡市では2日午前6時55分ごろまでの1時間に69.0ミリの非常に激しい雨が降った。四国や東海でも大雨になる所があると予想される。
 一方、小笠原諸島近海で1日夜に発生した台風10号は、マリアナ諸島近海に進んだ。今後北西に進路を変え、6日に非常に強い勢力で西日本の九州や四国西部に接近するか、上陸する可能性がある。気象庁は「特別警報級の勢力まで発達する恐れがある」として、最大級の警戒を呼び掛けた。
 3日にかけて予想される最大瞬間風速は九州北部50メートル、九州南部と奄美、四国35メートル。波の高さは九州北部12メートル、九州南部10メートル、奄美9メートル、沖縄6メートル、四国5メートル。
 3日正午までの24時間予想雨量は多い所で、四国300ミリ、九州北部と東海250ミリ、九州南部200ミリ。その後、4日正午までの同雨量は四国100~200ミリ、東海100~150ミリ。
 2日午前11時には、9号は長崎県五島市の南西約270キロの海上を時速20キロで北へ進んだ。中心気圧は940ヘクトパスカル、最大風速45メートル、最大瞬間風速65メートル。半径200キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、半径500キロ以内が風速15メートル以上の強風域。
 10号は2日午前9時、マリアナ諸島近海を時速15キロで西南西へ進んだ。中心気圧は990ヘクトパスカル、最大風速25メートル、最大瞬間風速35メートル。半径280キロ以内が強風域。 

(ニュース提供元:時事通信社)