2020/09/05
防災・危機管理ニュース
【モスクワ時事】英医学誌ランセットは4日、ロシアが開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、臨床試験(治験)の参加者全員が抗体を獲得したとする論文を掲載した。論文は開発に携わったロシアの研究者らが発表した。
世界的に権威あるランセットに論文が掲載されたことを受け、ワクチン開発を支援する政府系ファンド「ロシア直接投資基金」のドミトリエフ総裁は「ロシアのワクチンの高い安全性と効果を証明し、国際的にロシアの研究者が認められたことを示している」と強調した。ロシアは8月に世界で初めて国産ワクチンを承認したが、安全性を疑問視する見方が出ていた。
治験は6~8月にロシアの二つの病院で実施され、18~60歳の男女76人を対象にワクチンを投与。その結果、参加者全員が抗体を獲得し「深刻な副作用は見られなかった」とされる。
(ニュース提供元:時事通信社)
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