【ソウル時事】北朝鮮は9日、建国72周年を迎えた。例年、祝賀ムードが高まる記念日だが、今年は台風で各地が被災し、金正恩朝鮮労働党委員長は災害対応を最優先する方針を打ち出している。住民生活の再建に総力を挙げる形で体制結束を図り、新型コロナウイルス対応で経済の悪化を招いた失策への批判を回避する思惑もありそうだ。
 朝鮮中央通信によると、正恩氏は5日、台風9号の影響で甚大な被害を受けた咸鏡南道の被災地から、平壌市の党員に「被害復旧に駆け付けることを願う」と呼び掛ける書簡を公開した。8日には市内の広場に1万2000人が集結。党員は市民の激励を受けながら被災地に向かった。 

(ニュース提供元:時事通信社)