2020/09/10
防災・危機管理ニュース
橋本聖子五輪担当相は10日、来年に延期された東京五輪・パラリンピックをめぐり、各国の選手団を受け入れるホストタウンの関係者とオンライン会議を開いた。橋本氏は、新型コロナウイルス対策の重要性を強調し、各自治体に対し、選手団を受け入れる上での感染拡大防止マニュアルを作成するよう要請した。
マニュアルには選手の宿泊や、地元住民との交流行事などを開催する際の感染症対策を盛り込む方向。橋本氏は「(選手団に)安心して来訪してもらう一方、迎え入れる住民の不安を払拭(ふっしょく)するための対策も重要だ」と述べた。政府は10月をめどに、自治体向けにマニュアル作成の手引をまとめる。
会議には首長や自治体関係者ら約360人が参加した。橋本氏は「(東京大会を)無事に開催することは、人類が新型コロナに打ち勝った証しとして大変重要なシンボルになる。大会の新型コロナ対策に万全を期すことが大事だ」と呼び掛けた。
(ニュース提供元:時事通信社)
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