【フランクフルト時事】ユーロ圏の金融政策を担う欧州中央銀行(ECB)は10日、定例理事会を開き、新型コロナウイルス流行による景気低迷を受けて導入した大規模な金融緩和策の維持を決定した。政策金利も据え置いた。
 ECBはコロナ危機対応で3月に新設した7500億ユーロ(約94兆円)の資産購入枠を、6月に1兆3500億ユーロに増額。国債や社債を買い入れて金融機関に大量の資金を供給するなど、企業や家計の資金繰りを支援してきた。
 ユーロ圏ではコロナ感染封じ込めのための措置が緩和され、景気回復が続いている。しかし、域内各国で感染が再拡大する中、先行き不透明感は依然根強い。
 ECBは2020年のユーロ圏の経済成長率見通しをマイナス8.0%(6月時点の予想はマイナス8.7%)に上方修正。21年はプラス成長を見込むが、5.0%(同5.2%)に下方修正した。 

(ニュース提供元:時事通信社)