【北京時事】中国の王毅外相とインドのジャイシャンカル外相は10日、モスクワで会談し、両国軍が対峙(たいじ)する国境の緊張を緩和することで一致した。両国外務省が11日発表した。ただ、中印は外交・軍事ルートの交渉とは裏腹に現場では緊張が高まってきた経緯があり、事態収拾につながるかは予断を許さない。
 両外相は「国境地帯の現在の情勢は双方の利益に合致しない。双方の国境部隊は対話を続け、早期に撤退して距離を保ち、(現地の緊張を)緩和すべきだ」という認識で合意。両軍が国境での銃火器使用禁止の取り決めに従うことも確認した。
 インド北部パンゴン(中国名・班公)湖周辺の国境地帯では7日、威嚇射撃を受けたと中印が互いを非難。中印国境での発砲は45年ぶりで、対立が激化していた。 

(ニュース提供元:時事通信社)