2020/09/14
防災・危機管理ニュース
東京電力は14日、国の津波推計に基づく福島第1原発の安全対策として、最大で高さ16メートルの防潮堤を新設する計画を公表した。2023年度までに事故を起こした1~4号機近くに設ける。同日、原子力規制委員会の会合で明らかにした。
内閣府の有識者会議が4月に示した報告書では、日本海溝沿いで巨大地震が起きた場合、東日本の太平洋沿岸の広い範囲で津波の発生が想定された。東電がこの想定に基づいて試算した結果、福島第1原発に10.8~15.3メートルの津波が到達する可能性があることが分かった。
(ニュース提供元:時事通信社)
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