【エルサレム、ワシントン、カイロ時事】ペルシャ湾岸の産油国アラブ首長国連邦(UAE)とバーレーンが15日、「同胞であるパレスチナ人の土地を占領するアラブの敵」と長年位置付けられてきたイスラエルとの国交正常化で正式合意した。石油ショックや米同時テロなど、第2次大戦後の世界に大きな混乱を引き起こしてきた中東情勢の元凶とされた「イスラエル対アラブ」の対立構図は大きく変わりつつある。
 トランプ米政権の仲介で実現した電撃的な合意をめぐっては、各国が脅威と見なすイランに対する共闘という側面がある。一方で、脱石油依存の経済政策を進める湾岸諸国が実利志向を強めていることも大きく影響した。