【パリ時事】5年前にテロ事件が起きたフランス風刺週刊紙シャルリエブドのパリの旧本社付近で25日、男が刃物で通行人らを襲撃し、2人が重傷を負った。警察は男を含む容疑者2人を拘束。検察のテロ対策部門が捜査を開始した。AFP通信が報じた。
 シャルリエブドは2015年1月の連続テロ事件で標的となり、編集長や記者らが殺害された。同社は事件後に移転。襲撃された建物には通信社などが入居している。仏紙パリジャン(電子版)によると、今回負傷したのは、この通信社に勤務する男女とみられる。
 同通信社に勤務する別の女性は25日、AFPに対し「叫び声が聞こえたので窓の方に行くと、同僚が刃物を持った男に追い掛けられて血まみれになっているのが見えた」と語った。
 連続テロ事件をめぐっては、今月2日に公判が始まった。シャルリエブドは同日付の特別号で、襲撃のきっかけとなったイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を掲載。イスラム教を国教とするパキスタンなどから反発の声が上がっていた。 
〔写真説明〕25日、パリのシャルリエブド旧本社付近で、負傷者を運ぶフランスの消防隊(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)