【ワシントン時事】世界銀行は28日、東アジア・大洋州地域経済(日本などを除く)に関する報告書を公表した。2020年の中国の実質成長率見通しを2.0%と、7月時点(1.6%)から上方修正した。新型コロナウイルス危機に対応する経済対策などが寄与する。ただ地域全体ではコロナの影響が大きく、1967年以来の低成長になると予測した。
 中国では、感染拡大の封じ込め成功や公共投資が回復につながる。輸出の持ち直しも下支えとなり、21年の成長率は7.9%に加速すると見込んだ。
 東アジア・大洋州地域は20年が0.9%と、3月時点(2.1%)から大幅に下方修正。感染拡大が続くインドネシアや観光産業に依存するタイなどの立ち直りが鈍いと予想した。中国を除けばマイナス3.5%(3月時点プラス1.3%)に沈む見通しで、世銀は雇用対策や企業支援の重要性を訴えた。 

(ニュース提供元:時事通信社)