【パリ時事】スペインの首都マドリードの高裁は8日、中央政府が新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的にマドリードなどで実施した移動制限について、市民の権利と基本的自由を侵害しており、無効だと判断した。パイス紙(電子版)が報じた。
 中央政府は2日から、マドリードを含む10市で通勤や通学、通院以外の市をまたぐ移動を制限。マドリード自治州のディアス・アジュソ首相は1日、「マドリード市民の利益を守るため、制限が公正か裁判所で争う」と明らかにしていた。
 パイスによれば、サンチェス首相は高裁の決定を受け、訪問先のアルジェリアでの記者会見で「われわれが下した決定には科学的根拠がある」と強調。一両日中に判決内容を精査し、「進むべき方針を決める」と述べた。 

(ニュース提供元:時事通信社)