ホームドア未設置の駅ホームから視覚障害者が転落し、電車にはねられ亡くなる事故が相次いでいることを受け、国土交通省は9日、転落防止に向けた検討会の初会合を開いた。人工知能(AI)など新技術を活用した安全対策を議論し、来年3月末までに取りまとめる。
 国交省によると、ホームドアは利用客の多い駅を中心に整備が進み、今年3月時点で全国855駅で設置が完了した。一方、新設にはコストと時間がかかり、ホームドア以外の転落防止策が課題となっていた。
 検討会には視覚障害者団体のほか、JR東日本など鉄道事業者6社やバリアフリーの専門家らが参加。ホーム端に接近した人をAIで認識し音声で注意喚起したり、離れた場所にいる駅員に知らせたりする最新技術の有効性などを今後議論する。 

(ニュース提供元:時事通信社)