伊豆諸島の三宅島と御蔵島に発表された大雨特別警報は、7月末の基準見直し後、初の発表となった。従来は島での大雨は判断が難しかったが、降り方をより細かく見ることで、局所的な大雨にも特別警報を出せるようにした。
 大雨特別警報は短時間に集中的に大雨が降る場合と、2日間にわたり大雨が降り続く場合に発表される。このうち短時間の発表基準は従来、大雨の範囲の広がりを5キロ四方を単位として観測し、判断していた。
 だが、2013年に東京都・伊豆大島で台風に伴って多くの犠牲者を出した土砂災害が起きた際には、特別警報は出されず、批判が集まった。
 他にも発表できなかった事例があり、気象庁は基準を改善して、5キロ四方から1キロ四方に細分化。雨量から土砂災害の危険度を示す土壌雨量指数を基準とするよう改めた。
 今回は、台風14号の東側で南からの暖かく湿った空気と北からの風がぶつかり合い、短時間に大雨が降ったことで、特別警報の基準を満たすと判断された。 

(ニュース提供元:時事通信社)