デジタル通貨をめぐり、各中央銀行の研究が一段と加速している。先行する中国の動きをにらみ、日銀も来年度早期に実証実験を開始することを表明している。しかし、「現時点で発行計画はない」との姿勢は変えておらず、個人情報の取り扱いや安全面など課題は山積。実現への道のりは遠い。
 日銀はデジタル通貨を「現金と同等の機能を持つ決済手段」と位置付け、実証実験では一般の消費者や企業を含む幅広い主体が利用する仕組みを想定。実験は3段階に分け、最終的に民間事業者や消費者を巻き込んだ実地試験も視野に入れる。ただ、実験の終了時期は明示していない。