2020/10/13
防災・危機管理ニュース
台風19号による千曲川の堤防決壊から1年を迎えた13日、大規模な浸水被害を受けた長野市豊野地区で、地元住民らによる「10.13を伝えていく集い」が開かれた。豊野地区住民自治協議会などが主催し、被災した地元住民ら約90人が参加。参列者全員で犠牲者に1分間の黙とうをささげた。
参列者を前に、同協議会の堀田実会長(70)は「被災された方々にとってどれほど大変な1年だったかと思う。どうか、この日を節目に元気を出してもらいたい」とあいさつ。続いて加藤久雄長野市長は「この災害を決して忘れることなく、皆さまへの支援に全力を尽くしたい」と述べた。
昨年10月13日、台風19号の影響で千曲川の堤防が決壊。長野市では約4100世帯の住居が浸水被害に遭い、関連死8人を含め10人が亡くなった。今もなお、市内では1400人以上が仮設住宅などで生活している。
〔写真説明〕昨年の台風19号による千曲川の堤防決壊から1年を迎え、犠牲者に黙とうをささげる豊野地区の住民ら=13日午前、長野市
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
資金繰り支援頼みでギリギリ経営を維持負債増えるも売上なし 春先の息切れ懸念
新型コロナ関連の経営破たん件数は、昨年9月以降1カ月90~100件超の高い水準で推移。2月も最多の発生ペースを更新している。緊急事態宣言解除が見送られ、外出自粛や時短要請が引き続き売上を圧迫。年度末を控え、息切れ企業の増加で倒産はさらにピッチを上げる可能性が高い。リレーインタビュー第4弾は中小企業の経営環境について。
2021/02/22
-
社内で負傷者が発生したら助けることができますか?
リスク対策.comが行った地震シミュレーションアンケートの結果から、災害対策のポイントを学ぶシリーズ2回目は救助救命です。このシリーズが終わる頃には、きっと自分たちの防災やBCPのレベルが向上しているはずです!
2021/02/18
-
緊急事態宣言中におけるリモートでの災害対策本部
リスク対策.comがメールマガジン読者らを対象に行ったアンケート調査によると、「緊急事態宣言中に災害が発生した際、リモートで災害対策本部を運営することを考えているか」との問いに対し、「検討し、訓練も実施している」と答えたのは18%にとどまった。アンケートは、2月8日にメールマガジンで配信し、その日のうちに35の有効回答を得た。
2021/02/13