文部科学省元国際統括官で宇宙航空研究開発機構(JAXA)元理事=収賄罪で有罪確定=の接待汚職事件をめぐり、JAXAは21日、元理事が関与した宇宙飛行士の講師派遣事業について、「理事の行為として公平性を欠き、適切ではなかった」とする最終報告書を公表した。
 元理事は、東京医科大への宇宙飛行士の講師派遣や、人工衛星を利用した防災業務に関する助言などの便宜を図った見返りに飲食接待を受けたなどとして収賄罪に問われ、有罪判決が確定した。
 JAXAは、外部の弁護士を含む調査チームを設置し、聞き取り調査などを実施。2018年12月の中間報告は「規定違反や裁量権の不適切な行使などはなく、不当な制度の利用があったとまでは言えない」としていた。
 最終報告では、元理事が大学側に対し、国会議員からの依頼であれば講師派遣が優先的に認められることを助言した点などについて、「便宜を図ってもらったと受け止め得るもので、不適切だった」と指摘。中間報告での評価を「元理事の行為は不当なものだった」と修正した。 

(ニュース提供元:時事通信社)