【エルサレム、パリ時事】トルコとギリシャの沖合のエーゲ海を震源とする30日の地震で、31日未明までに両国合わせて少なくとも26人の死亡が確認された。負傷者は約800人。被災地では懸命の救助活動が続いた。
 トルコ側での死者は24人に達した。エーゲ海沿いの第3の都市イズミルを中心に被害が拡大。多数の集合住宅などが倒壊し、人々ががれきに閉じ込められた。ギリシャでは震源に近いサモス島などが被災し、2人が死亡した。
 地震を受け、トルコのエルドアン大統領とギリシャのミツォタキス首相は電話会談し、互いに弔意を伝えた。両首脳は会談後、ツイッターに投稿。ミツォタキス氏は「私たちの間にどのような違いがあろうとも、今は団結する時だ」と呼び掛け、エルドアン氏も「ギリシャを支援する用意ができている」と強調した。
 両国は東地中海の管轄権などをめぐり険悪な関係にあるが、災害対応での連携を優先する姿勢を示した形だ。 
〔写真説明〕30日、トルコ西部イズミルで、地震で崩れた建物から負傷者を運び出す救助隊員ら(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)