【エルサレム時事】トルコとギリシャの沖合のエーゲ海で10月30日午後に起きた地震の被災地トルコ西部イズミルで3日午前、がれきの中から3歳の女児が91時間ぶりに救出された。トルコのテレビには、救助されて笑顔を見せる元気そうな姿が映し出された。
 女児はアイダ・ゲズギンちゃん。救助隊によると、捜索活動中にがれきの下から声が聞こえ、隊員が「名前は」と聞くと「アイダです」と返答。がれきをかき分けて姿を見つけると、アイダちゃんは手を振って応じ、「アイラン(トルコのヨーグルト飲料)と水が欲しい」と訴えたという。
 がれきに閉じ込められた人の生存率は地震発生後72時間たつと著しく低下するとされる。アイダちゃんはこれを大きく上回る時間を耐えたことになり、トルコの人々は救出劇を「奇跡だ」と称賛している。
 建物の倒壊現場ではこれまでにがれきの中から100人以上の生存者が発見され、2日にも別の3歳女児が65時間ぶりに助け出されるなどしていた。
 地震ではこれまでにトルコで約110人の死亡が確認され、1000人以上が負傷した。トルコ西部に近いギリシャのサモス島でも2人が死亡した。 
〔写真説明〕3日、トルコ西部イズミルで、がれきの中で発見され91時間ぶりに救出されるアイダちゃん(AA時事)
〔写真説明〕3日、トルコ西部イズミルで、がれきの中から91時間ぶりに救出されたアイダちゃん(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)