新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は11日の衆院内閣委員会で、北海道、東京など各地で感染が拡大している状況について、感染者が急増する「ステージ3」に当たると政府が判断すれば、経済活動の抑制は避けられないとの考えを示した。「Go To トラベルだけでなく社会経済活動を今より抑制しなければいけない。強力な対応をする必要がある」と述べた。
 尾身氏の発言は、感染状況がさらに悪化すれば、新型コロナ対策の特別措置法などに基づく休業要請や感染地域への移動自粛も検討すべきだとの認識を示したものだ。
 尾身氏は「今求められるのは国や自治体、市民がやるべきことに集中することだ」と指摘。9日に分科会が緊急提言した感染防止策の徹底を改めて呼び掛けた。
 一方、西村康稔経済再生担当相は衆院内閣委で、北海道の状況に関し「総合的に判断すれば、まだ『ステージ3』には至っていないと認識している」と述べた。いずれも立憲民主党の柚木道義氏への答弁。 

(ニュース提供元:時事通信社)