【ロンドン時事】デンマークで家畜のミンクから人に感染した新型コロナウイルスの変異種が確認されたことに関し、英国のハンコック保健相は10日、変異種が世界中に広まれば「重大な結果」がもたらされると警告、毛皮用のミンク飼育を国際的に禁じる必要があるという考えを示唆した。
 英政府は7日、英国居住者を除きデンマークからの入国を禁止した。ハンコック氏は10日の下院で「ミンク飼育問題に対処することは公衆保健衛生上の国際事案だ」と指摘。毛皮取得のための動物飼育が英国で20年前に禁じられ、欧州全体でもミンク飼育禁止の動きがあることに触れた上で、変異種拡大防止で各国は「できることすべてを行う必要がある」と訴えた。
 コロナの変異種は、現在開発中のワクチンが効かない可能性も指摘され、欧州各国で警戒が強まっている。デンマークは国内で飼育されているミンク1700万匹の殺処分を決め、変異種が見つかった地域一帯に封鎖措置を導入した。 

(ニュース提供元:時事通信社)