2020/11/18
防災・危機管理ニュース
体内に入った新型コロナウイルスが細胞表面の受容体に到達する前に、改変した受容体と結合させて感染を阻害する手法を開発したと、京都府立医科大などの研究チームが18日、発表した。この手法を使った製剤の実用化に向け、来年度中に臨床試験を始める。
新型コロナウイルスは、人の細胞表面にあるたんぱく質「ACE2」に結合して感染を引き起こす。研究チームは、ACE2を変異させてウイルスに結合しやすいものだけを集める作業を繰り返し、結合力を100倍に高めることに成功した。
これを製剤として人体に投与することで、コロナウイルスを細胞表面のACE2と結合するまでの間に捉え、感染力を抑えて重症化を防ぐなどの効果が期待できるという。
(ニュース提供元:時事通信社)
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