2020/11/22
防災・危機管理ニュース
国内では22日、41都道府県と空港検疫で2170人の新型コロナウイルス感染が新たに確認された。死者は北海道で3人、東京都と神奈川、埼玉、愛知各県で1人ずつの計7人増え、クルーズ船乗船者を含めた累計で2001人となった。
国内では2月13日、神奈川県の80代女性の死亡が初確認された。クルーズ船乗船者を含む国内の死者は7月20日に1000人を超え、それから約4カ月で2000人に達した。
1日当たりの全国の感染者は、21日まで4日連続で過去最多を更新。22日は最多ではなかったが、5日連続で2000人を超えた。大阪府(490人)と愛媛県(23人)では最多を更新した。
大阪では2日連続で400人超えを記録。陽性者の約76%が感染経路不明で、幅広い世代で感染が拡大している。重症者向けの病床使用率も44.2%になり、飲食店などへの時短営業要請を行う目安となる5割超も目前に迫った。この日は新たに大阪市内の高齢者施設で発生したクラスター(感染者集団)1件も認定した。担当者は「医療機関や高齢者施設など、施設内感染が増加傾向にある」と危機感を示す。
東京都では、日曜日としては最多となる391人の感染が確認された。1日当たりの新規感染者が400人を下回ったのは5日ぶり。21日までは3日連続で500人を超えていた。
都によると、20代が129人で最多。30代は72人で、以下、50代(52人)、40代(45人)と続いた。65歳以上は40人。重症者も40人で、前日と変わらなかった。
新潟県では6人の感染が判明。このうち柏崎市の市立学校で教職員5人の感染が確認され、同校の感染者は校長ら計10人に上った。同市は24日から、同校を含む周辺地域の市立学校を当面休校とすることを決めた。県はクラスターが発生したとみている。
(ニュース提供元:時事通信社)
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