政府の観光支援事業「Go To トラベル」に関し、北海道は23日、新型コロナウイルス感染が急拡大している札幌市について一時停止する方向で検討に入った。大阪府の吉村洋文知事も同日の読売テレビの番組で、感染者が急増している大阪市の「一時停止を国に要請しようと思う」と語った。27日からの適用を目指す。同市内の繁華街を中心とした飲食店などに営業時間の午後9時までの短縮を同日から求める考えも明らかにした。
 北海道の鈴木直道知事は23日、道庁で記者団に「現下の感染状況、医療提供体制の負荷を踏まえると、非常に苦しい判断だが検討せざるを得ない」と述べた。
 道は3週間程度の停止を想定。札幌市と協議を進め、今週早々にも判断し、国に方針を伝える。停止で生じる利用者負担の無料化、事業者へのキャンセル料補償も国に要請する考えだ。
 札幌市の秋元克広市長は同日、市役所で記者団に「感染拡大が収まっても予約の回復には時間がかかる」と指摘し、事業者への継続的な支援を国に働き掛ける意向を示した。
 札幌市では10月下旬以降、繁華街ススキノを中心にクラスター(感染者集団)が多発。連日100人を超える新規感染者が確認され、医療提供体制は逼迫(ひっぱく)しつつある。 
〔写真説明〕取材に応じる北海道の鈴木直道知事=23日午後、北海道庁

(ニュース提供元:時事通信社)