新型コロナウイルスの感染拡大による減産を理由に雇い止めとなった愛知県の日系ブラジル人労働者らが24日までに、雇用主の自動車部品メーカーに対する地位保全と賃金仮払いを求めた仮処分を名古屋地裁岡崎支部に申請した。認められ次第、訴訟手続きに入る。
 申立人は碧海工機(同県西尾市)の有期雇用者で、日系ブラジル人4人と配偶者1人の計5人。4月以降に雇い止め通告を受け、名古屋ふれあいユニオン(名古屋市)を通じて団体交渉を続けていたが、9月末までに契約を打ち切られた。
 約2年前から働いていたマルケス・ペレイラさん(42)は「子ども2人の学費や住宅ローンがある。給与が入らず、生活に困っている」と窮状を説明。その上で「なぜブラジル人だけなのか。外国人労働者も同じ人間。同じように扱ってほしい」と訴えた。 

(ニュース提供元:時事通信社)