2020/11/27
防災・危機管理ニュース
国内では27日、新型コロナウイルスの感染者が44都道府県と空港検疫で新たに2531人確認された。1日当たりの感染者は2日連続で2500人を超え、最多だった21日に次ぐ人数。東京都(570人)と愛知県(234人)で過去最多となった。
死者は北海道で9人、大阪府で5人、東京都と静岡県で各3人など全国で計31人増え、1日当たり最多だった5月2日に並んだ。累計では2109人。
厚生労働省によると、重症者は27日時点で、前日比25人増の435人となり最多となった。
東京都では、都の基準による重症者が前日比1人増の61人となった。都は新規感染者が最多となった理由の一つに、参考となる24日の検査数が9864件と過去最多だったことを挙げる。3連休明けで検査が増え、感染判明も増えたとみている。
都の新規感染者の内訳は、20代が最多の147人。30代(120人)、40代(76人)、50代(67人)と続き、10歳未満から100歳以上まで全ての年代で感染が確認された。重症化リスクの高い65歳以上は86人で過去最多。
愛知県の新規感染者は、名古屋市で最多の117人に達し、全体の半数を占めた。26日現在の入院者数は376人と高水準で推移し、うち重症者は22人。県内の受け入れ可能な病床数は約900床で、県は「現時点では逼迫(ひっぱく)した状況ではない」(感染症対策課)としているが、さらなる病床確保に向け医療機関に協力を要請している。
大村秀章知事は27日の記者会見で「大変厳しい状況で、引き続き感染防止対策の徹底をお願いしたい」と訴えた。
(ニュース提供元:時事通信社)
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