2020/11/27
防災・危機管理ニュース
厚生労働省は27日、新型コロナウイルス患者用の病床使用率(25日時点)について、15都道府県で25%以上になったとの集計結果を公表した。感染拡大が2番目に深刻な「ステージ3」の水準に達したことを示している。病床の逼迫(ひっぱく)具合は一部地域では極めて深刻になっており、医療現場の負担が増大している。
前回集計の18日時点で25%以上だったのは北海道、埼玉、東京、愛知、大阪、兵庫、奈良、岡山、沖縄の9都道府県。1週間後の25日時点では栃木、群馬、千葉、長野、静岡、三重の6県が加わった。
病床使用率は兵庫が最も高く68%で、大阪(55%)、北海道(47%)、埼玉(44%)、愛知(43%)、沖縄(42%)、東京(40%)などが続いた。
連日最多を更新する重症者用の病床使用率は、4都府県で25%を超えた。東京が50%で最も高く、大阪(49%)、沖縄(40%)、兵庫(29%)が続いた。北海道は10%だった。
(ニュース提供元:時事通信社)
- keyword
- コロナウイルス
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
これからの国土づくり 「構想力」と「創意工夫」で
政府の復興構想会議のメンバーとして東北の被災地を訪ね、地域の再生や強靭な国土づくりに多くの提言を行った東京大学名誉教授の御厨貴氏は当時、これからの日本の行方を「戦後が終わり、災後が始まる」と表現しました。あれから10年、社会はどう変わったのか。いつか再び起こる巨大地震をめぐり、政治・行政システムや技術環境、市民の生活や仕事はどう進歩したのか。これまでを振り返ってもらいながら、現在の課題、今後の展望を語ってもらいました。
2021/01/14
-
ボランティアの可能性~被災地におけるボランティアの役割と現場で生じている課題~
災害時のボランティアの役割や被災地で生じる課題などについて
2021/01/14
-
FEMAが18の自然災害と社会的脆弱性までを解析したリスク指標を発表
米国連邦緊急事態管理庁(FEMA)は、州や地方自治体が自然災害に備え、被害を軽減させるのに役立つ新しいナショナル・リスク・インデックス(NRI)を発表した。
2021/01/11