東京都は3日、新型コロナウイルスのモニタリング会議を開いた。会議に出席した専門家は、予定された手術を遅らせるケースも出ているとして、「コロナ患者の医療と、通常医療との両立が困難な状況が生じ始めている」と報告した。
 都内の1日当たりの新規感染者数(7日間平均)は、2日時点で443.3人となり、前週の399.6人からさらに増加。重症患者数は11月30日に70人に達したが、今月3日時点では54人となった。
 都は感染拡大に伴い、重症用病床を150床から200床に引き上げるため、医療機関に病床確保を要請。会議に出席した東京都医師会の猪口正孝副会長は「病床確保に向け、医療機関は救急の受け入れや予定された手術などを制限せざるを得なくなる。通常医療継続のため、新規陽性者と重症者の増加を防ぐことが最も重要だ」と訴えた。
 ただ、猪口副会長は会議後、記者団の取材に、重症者が大幅に増えていない状況を踏まえ、「ベッド数を拡大し、功を奏せば今のところ(医療体制が)逼迫(ひっぱく)することにはならないだろう」との認識も示した。 

(ニュース提供元:時事通信社)