新型コロナウイルスの感染拡大が続く大阪府で7日、重症者を治療する臨時医療施設「大阪コロナ重症センター」が報道公開された。看護師が約50人不足しており、15日の稼働時の運用は数床にとどまる見込み。府内では重症病床の運用率が8割を超えており、全国知事会や自衛隊などに看護師の応援派遣を要請している。
 同センターは、多数の重症者を受け入れる大阪急性期・総合医療センター(大阪市住吉区)の駐車場に設置。プレハブ造りの平屋建てで、大きなフロアに人工呼吸器のあるベッドが30床備えられている。
 設置費は約23億円。集中治療室(ICU)と同等の設備があるが、体外式膜型人工肺(ECMO)は備えず、重篤期を脱した重症者の受け入れを想定する。
 センター中央にあるスタッフ室からは、ベッドが見渡せるように設計され、最小限のスタッフで多くの患者を治療できるよう工夫されている。
 応援の医師約25人は集まったものの、ICUで勤務経験のある看護師約130人を確保する計画は難航。府内で集まったのは約50人にとどまった。 
〔写真説明〕15日に稼働する臨時施設「大阪コロナ重症センター」を視察する大阪府の吉村洋文知事(右)。左は藤見聡センター長=7日午前、大阪市住吉区万代東の大阪急性期・総合医療センター(代表撮影)

(ニュース提供元:時事通信社)