防衛大学校(神奈川県横須賀市)の学生だった福岡県の20代男性が上級生らによるいじめで精神的苦痛を受けたとして、防大を設置する国に約2300万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が9日、福岡高裁であった。増田稔裁判長は一審福岡地裁判決を変更し、約268万円の支払いを国に命じた。
 増田裁判長は判決で、上級生が下級生を指導する「学生間指導」について、「指導で危険が発生する可能性がある場合は、具体的な措置を講ずる必要がある」と述べ、一審が否定した防大の安全配慮義務を認定した。 

(ニュース提供元:時事通信社)