2020/12/09
防災・危機管理ニュース
新型コロナウイルス感染症対策分科会(会長・尾身茂地域医療機能推進機構理事長)は、新型コロナの感染拡大状況が4段階中2番目に深刻な「ステージ3」をさらに三つに分け、きめ細かい対策を取るよう政府に求める方針を固めた。11日の分科会で提言を決定する。関係者が9日、明らかにした。
提言は「ステージ3」について、深刻度が低い方から「感染減少地域」「感染高止まり地域」「感染拡大継続地域」に分類。それぞれの状況に応じ、国の観光支援策「Go To トラベル」の一時停止や、飲食店に対する営業時間短縮要請といった対策に差を設けるよう求める。
「ステージ3」に相当する地域について、尾身会長はこれまで札幌、大阪両市のほか東京23区と名古屋市を挙げている。提言は年末年始の帰省の分散化や成人式のオンライン開催検討なども呼び掛ける方向だ。
(ニュース提供元:時事通信社)
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