【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA)は9日、サイバー攻撃を受けたと発表した。米製薬大手ファイザーと独バイオ医薬品企業ビオンテックは声明で、両社が共同開発した新型コロナウイルスワクチンに関する資料が「違法にアクセスされた」と明らかにした。
 EMA側は、関係機関と協力し徹底調査を始めたとしているが、攻撃対象など詳細は明らかにしていない。
 両社は現在、EUでの条件付き販売承認をEMAに申請中。認可されればEUで初のコロナワクチンとなる。EMAは29日までに判断を下す予定で、攻撃は「審査日程に影響しない」と両社に説明したという。
 声明では、両社のシステムは不正アクセスを受けておらず、臨床試験(治験)参加者の個人情報も「特定されていない」と説明している。 

(ニュース提供元:時事通信社)