政府は16日、国の観光支援策「Go To トラベル」を年末年始に全国で一斉停止するのに先立ち、広島市を目的地とする旅行についても、東京都などと同様に先行して停止する方針を決めた。飲食店支援策「Go To イート」も、年末年始の事業見直しを進める。
 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、広島県がトラベル事業の停止を政府に要請。これを受け、菅義偉首相、西村康稔経済再生担当相、赤羽一嘉国土交通相らが同日夕、首相官邸で対応を協議した。
 赤羽氏はこの後、広島市を目的地とするトラベル事業について「新規予約は受け付けない」と記者団に説明。既存予約は、一定の周知期間が必要との判断から、24日以降を対象外とする。
 トラベル事業をめぐっては、28日から来年1月11日までの全国一斉停止を決定済み。感染が広がっている東京都、札幌市、名古屋市、大阪市を目的地とする旅行は先行して停止し、出発地とする利用の自粛を呼び掛けている。これに広島市も加わる。
 イート事業について、西村氏は記者会見で、28日から来年1月11日までの間、食事券の販売停止や食事券・ポイント利用の自粛呼び掛けを、各知事に要請すると表明。イベント支援策「Go To イベント」や商店街支援策「Go To 商店街」を一時停止する方針も示した。
 一方、首相は往来自体の自粛呼び掛けについて、記者団に「現時点ではない」と述べた。 
〔写真説明〕菅義偉首相、西村康稔経済再生担当相らとの協議後、記者団の質問に答える赤羽一嘉国土交通相(中央)=16日午後、首相官邸

(ニュース提供元:時事通信社)