厚生労働省が16日発表した2020年の労働組合基礎調査(6月末時点)によると、雇用者全体に占める組合員の割合を示す組織率は、前年比0.4ポイント上昇の17.1%だった。上昇は09年以来11年ぶり。前年まで8年連続で過去最低を更新したが、新型コロナウイルスの影響に伴う景気悪化で雇用者数が減少する中、非正規労働者を取り込む動きが組織率を押し上げた。
 正規・非正規を合わせた雇用者数は1.6%減の5929万人で、10年ぶりの減少。組合員数は0.3%増の1011万5000人に上り、6年連続で増えた。このうち、女性も多いパートタイム労働者が3.1%増、過去最高の137万5000人に伸びたことが寄与した。
 パート内の組織率は8.7%。前年を0.6ポイント上回り、全組合員に占める割合が13.7%まで上昇した。産業別の伸びでも、パート比率の高い宿泊・飲食サービス(4.4%増)や卸売り・小売り(2.0%増)が目立った。 

(ニュース提供元:時事通信社)