東京都は17日、過去最多となる822人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。最多だった16日(678人)を144人上回った。新規感染者は神奈川(319人)、広島(141人)、宮城(54人)各県でも最多を更新し、全国の陽性者は過去最多の3214人に上った。厚生労働省によると、重症者は前日より13人減り、605人。死者は大阪府で12人、北海道で6人、埼玉、静岡、兵庫各県でそれぞれ3人など13道府県で計38人増え、累計2806人になった。
 都によると、新たな感染は100歳以上を除く全ての年代で確認され、20代が201人と最多。30代(169人)、40代(123人)、50代(113人)で100人を超え、以下60代(63人)、10代(47人)、70代(43人)、80代(26人)、10歳未満(23人)、90代(14人)と続いた。65歳以上は112人。重症者は都の基準で66人で、前日より3人減った。都の累計感染者数は4万9490人。
 新規感染者822人のうち、350人はこれまでに判明していた感染者の濃厚接触者。この日の感染確認数に影響する14日のPCR検査の実施件数は過去最多の1万991件で、都の担当者は「検査数と感染者数が比例するのは事実だが、各年代、地域での広がりが積み重なって822人という数字が出ている」と説明している。
 神奈川県では10日連続で100人超の新規感染者が確認された。これまでの最多は16日の287人で、300人を超えたのは初めて。黒岩祐治知事は「感染拡大の傾向を全く捉えることができない」と述べた。
 広島県では広島市民病院(広島市中区)で職員6人の感染が判明。同病院の職員と入院患者の感染確認は計10人となり、市はクラスター(感染者集団)が発生したと判断した。同病院は18日まで手術を中止とし、今後全職員約1800人のPCR検査を実施するという。
 宮城県では登米市の酒類を提供する飲食店で、男女8人の感染が判明。同店が関係する感染者は計10人で、県はクラスターと判断した。
 埼玉県では最多だった199人に匹敵する196人の感染が判明した。同県で新規感染者が100人を超えたのは10日連続。新たなクラスターはなかったが、県内各地の障害者施設や高齢者施設などで職員や利用者同士の感染が頻発した。家庭内感染も目立ったという。 
〔写真説明〕東京都で過去最多となる822人の新型コロナウイルス感染が確認されたことを伝えるニュース字幕(上)と歌舞伎町の繁華街を行き交う人たち=17日夜、東京都新宿区

(ニュース提供元:時事通信社)