2020/12/18
防災・危機管理ニュース
関越自動車道で大雪により車の立ち往生が続いたことを受け、東日本高速道路の小畠徹社長が18日、記者会見し「長時間滞留させ、申し訳ない」と謝罪した。
会見では、立ち往生が長時間に及んだ原因に、通行止めまでに時間を要したことを問う声が相次いだ。小畠社長は「今は立ち往生の解消を優先している。タイミングの適切性は今後検証する」と述べるにとどめ、同席した高橋知道取締役も「現時点ではさまざまな状況を見て適切に判断したと思っている」と話した。
〔写真説明〕関越自動車道の大雪による通行止めについての記者会見冒頭、対応の不手際を謝罪するNEXCO東日本の小畠徹社長(手前)ら=18日午後、東京都千代田区
(ニュース提供元:時事通信社)

- keyword
- 大雪
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
津波による壊滅的被害から10年
宮城県名取市で、津波により工場が壊滅的な被害に遭いながらも、被災1週間後から事業を再開させた廃油リサイクル業者のオイルプラントナトリを訪ねた。同社は、東日本大震災の直前2011年1月にBCPを策定した。津波被害は想定していなかったものの、工場にいた武田洋一社長と星野豊常務の適切な指示により全員が即座に避難し、一人も犠牲者を出さなかった。震災から約1週間後には自社の復旧作業に取り掛かり、あらかじめ決めていたBCPに基づき優先業務を復旧させた。現在のBCPへの取り組みを星野常務に聞いた。
2021/01/21
-
台湾をめぐる米中の紛争リスクが高まる
米国のシンクタンクCouncil on Foreign Relations(CFR)は、2021年に世界中で潜在的な紛争が起こる可能性を予測する最新の報告書を公表した。報告書は、台湾問題における米国と中国の深刻な危機を、世界の潜在的な紛争の最高レベルとして初めて特定した。
2021/01/20
-
これからの国土づくり 「構想力」と「創意工夫」で
政府の復興構想会議のメンバーとして東北の被災地を訪ね、地域の再生や強靭な国土づくりに多くの提言を行った東京大学名誉教授の御厨貴氏は当時、これからの日本の行方を「戦後が終わり、災後が始まる」と表現しました。あれから10年、社会はどう変わったのか。いつか再び起こる巨大地震をめぐり、政治・行政システムや技術環境、市民の生活や仕事はどう進歩したのか。これまでを振り返ってもらいながら、現在の課題、今後の展望を語ってもらいました。
2021/01/14