【香港時事】香港終審法院(最高裁)は21日、デモ隊がマスクなどで顔を隠すことを禁じる規則をめぐり、政府側の訴えを全面的に認め、規則を支持する判断を下した。同規則は憲法に当たる香港基本法に「違反している」とした一審判決、政府主張の部分的容認に転じた二審判決を経て、最終的に政権側の意向に沿う司法決定となった。
 香港政府は昨年10月、超法規的措置を可能にする「緊急状況規則条例」(緊急条例)を半世紀ぶりに発動し、デモ隊のマスク着用などを禁じた「覆面禁止規則」を立法会(議会)の審議を経ずに施行した。顔を隠すことで身元の特定を回避できることから、デモ隊の過激化を助長していると考えた政府が導入した措置だった。
 これに対し、当時の民主派議員らが提訴。高等法院(高裁)の上訴法廷は今年4月、当局の許可を得た合法的なデモや集会での覆面禁止については「違憲」だと指摘していた。 

(ニュース提供元:時事通信社)