【イスタンブール時事】イスラエル国会は23日未明、2020年の予算案を期限となっていた22日までに可決できず、法律の規定により解散した。右派政党リクードのネタニヤフ首相と、中道政党連合「青と白」を率いるガンツ国防相による連立政権内での対立が原因で、来年3月に2年間で4度目の総選挙が行われる。
 ネタニヤフ氏は解散に先立つ演説で、トランプ米政権の仲介によりアラブ諸国と相次いで関係正常化を果たした実績などを訴え、「リクードは選挙で大きな勝利を収める」と強調した。
 イスラエルでは昨年4月と9月に総選挙が行われたが、リクードとネタニヤフ氏打倒を掲げる「青と白」の勢力が拮抗(きっこう)する結果となり、いずれも組閣作業は不調に終わった。
 今年3月の2度目のやり直し選挙も同様の結果だったが、ガンツ氏は新型コロナウイルスと闘うための「挙国一致政府が必要」と軌道修正。5月には、21年11月の時点でネタニヤフ氏が首相の座をガンツ氏に譲ることを条件に、リクードや「青と白」などが参加する連立政権が発足した。 

(ニュース提供元:時事通信社)