東京電力福島第1原発2号機の溶け落ちた核燃料(デブリ)の取り出しについて、東京電力は23日までに、計画していた2021年中の実施を見送る方針を固めた。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、英国でのロボットアームの動作確認が遅れているためで、取り出しは22年に延期される見通し。
 東電などは、取り出しに使うため英国で開発した約22メートルのロボットアームについて、8月に動作確認を始める予定だった。感染拡大が収まらないことから、一部の準備作業を国内で行うという。
 東電や国は炉心溶融(メルトダウン)を起こした1~3号機のうち、原子炉内部の調査が最も進んでいる2号機からデブリ取り出しを始めることを決定している。30~40年かかるとされる廃炉作業の中でも最難関で、工程全体の遅れが懸念される。 

(ニュース提供元:時事通信社)