【ニューヨーク時事】米バイオ医薬品企業モデルナは23日、同社が開発した新型コロナウイルスワクチンが、英国で見つかったコロナの変異種に対しても予防効果を発揮するとの見方を示した。変異種への警戒感が広がる中、コロナワクチンを手掛ける製薬企業が効果の確認を急いでいる。
 モデルナはこの日発表した声明で、「現在までのデータに基づけば、当社のコロナワクチンによってできた免疫は、英国で見つかった変異種からも保護してくれるだろう」と説明した。これを裏付けるため、今後数週間以内に追加の試験を行う見通しという。
 モデルナのワクチンは、コロナウイルスの遺伝情報を伝える物質「メッセンジャーRNA(mRNA)」を投与して免疫を作る。同社によれば、発見されたウイルスの変異は非常に小さく、同社製ワクチンで対応できる見込みだ。
 米製薬大手ファイザーとワクチンを共同開発した独バイオ医薬品企業ビオンテックも22日、両社のワクチンが変異種に有効である公算が「非常に大きい」と表明。詳しい解析結果を近く公表する方針だ。英製薬大手アストラゼネカも、開発中のワクチンが変異種にも効果があるとの見方を示している。 
〔写真説明〕モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける医療従事者=23日、米ボストン(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)