川崎重工業は28日、国内のサーバーが不正アクセスを受け、一部の社内データがタイの拠点を経由して社外へ送信されていた可能性があると発表した。詳細は調査中という。川重は防衛省向けの航空機や潜水艦を手掛けており、防衛情報が狙われた可能性もある。
 川重によると、6月11日に実施したシステム監査で、タイの拠点から国内サーバーへの不正アクセスを確認。通信を遮断して調べた結果、情報流出の可能性を確認した。
 社外からの不正アクセスは遅くとも2019年9月に始まっている。国内のシステムの管理者IDとパスワードが何者かに盗まれていたという。
 その後の調査で、インドネシア、フィリピン、米国の拠点経由の不正アクセスも判明した。問題発覚後、外部専門機関の協力を得て情報セキュリティー対策を強化。今年8月以降は不正侵入がないことを確認しているという。
 川重は「ご迷惑とご心配を掛け、深くおわび申し上げる」とコメントした。 

(ニュース提供元:時事通信社)