【ニューデリー時事】インドの薬品規制当局は1日、英製薬大手アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンの使用を緊急承認した。複数のインドのメディアが報じた。同国のコロナ感染者数は累計1000万人超と、世界で米国に次いで2番目に多く、死者数も15万人近くに上っている。
 インドでは、ワクチンの流通に必要な低温物流網が未整備。農村部に多数の人口を抱える中、全国規模での円滑な接種実施に不安が残る。ただ、課題を克服できれば、開発途上国におけるワクチン普及のモデルとなり得る。
 インド政府は1月中にも、医療従事者や高齢者への接種を開始する見通し。モディ首相は12月31日の演説で、「(ワクチンを含む)医薬品を承認するが、警戒も大事だ」と述べ、マスク着用や手洗いなどを引き続き徹底するよう呼び掛けた。 

(ニュース提供元:時事通信社)