【香港時事】中国司法当局は5日までに、香港から台湾への密航を図り中国側に拘束された民主活動家を支援していた弁護士2人の資格剥奪を通知した。香港の支援団体は「政治的に敏感な案件に関わるなという、他の弁護士への脅しだ」と批判している。
 香港メディアによると、2人は中国本土の弁護士である盧思位氏と任全牛氏。当局は資格停止の理由について、盧氏は「インターネット上での不適切発言によって、弁護士のイメージを著しく傷つけた」と説明。任氏は、2018年に担当した事件をめぐり違反行為があったという。
 任氏は、新型コロナウイルスが流行していた湖北省武漢市の状況を発信して昨年12月に実刑判決を受けた市民記者の張展氏の裁判にも関わっていた。
 2人は昨年8月に民主活動家が拘束された後、家族の依頼を受けて広東省深※(※=土ヘンに川)市の勾留場所での接見を求めるなどしていた。中国当局は事案に関わらないよう圧力をかけており、2人は裁判の弁護を担当していない。活動家は12月30日、同市の裁判所で実刑判決を受けている。 

(ニュース提供元:時事通信社)