帝国データバンクは6日、2020年の飲食業倒産件数(負債額1000万円以上)が780件になったと発表した。新型コロナウイルスの影響が深刻化し、現行基準で統計を始めた00年以降で最多。業態別では、酒場・ビアホールが189件と最も多かった。同社は「営業時間短縮などの要請で、一番大きな打撃を受けた」(東京支社情報部)と分析している。
 酒場・ビアホールに次いで多かったのが中華・東洋料理店(105件)で、西洋料理店(100件)、日本料理店(79件)と続いた。負債規模別では、5000万円未満の事業者が8割を占め、小規模事業者の苦境が鮮明となった。
 政府は7日、東京都と埼玉、千葉、神奈川3県に対し緊急事態宣言を再び発令する。帝国データは「補償次第だが、支援が行き届かない業者の倒産が増える恐れはある」(同)と指摘した。
 一方、東京商工リサーチによると、負債1000万円未満も含めた新型コロナ関連の企業の経営破綻は、6日午後4時時点で計902件となった。 

(ニュース提供元:時事通信社)