【ワシントン時事】米上下両院合同会議は7日未明(日本時間同日夕)、大統領選の集計結果の確認を行い、民主党のバイデン次期大統領の勝利が最終確定した。バイデン氏は20日、第46代大統領に就任する。集計が始まった6日、敗北受け入れを拒むトランプ大統領の支持者らが連邦議会議事堂に乱入し、4人が死亡。審議が一時中断する異例の状況下での勝利確定となった。
 CNNテレビによると、トランプ氏は合同会議の決定を受けて声明を出し、大統領選の結果について「全く同意できない」としながらも「1月20日は秩序だった政権移行になる」と表明。その上で「歴代大統領の中で最も偉大な1期目は終わるが、これは米国を再び偉大にする闘いの始まりにすぎない」と強調し、返り咲きへの意欲をにじませた。
 米メディアによると、首都ワシントンの警察当局は、トランプ氏支持者による一連の騒乱に絡んで4人が死亡し、52人を逮捕したと明らかにした。死者のうち1人は銃撃を受けた女性だが、身元や他の3人が死亡した詳しい状況は明らかにされていない。首都当局は騒乱に先立ち、午後6時以降の外出禁止を発令した。
 支持者らは6日、ホワイトハウス近くで集会を開き、参加したトランプ氏が「議会へ行って(トランプ氏を支持する)勇敢な議員らに声援を送ろう」と鼓舞。その後、数千人が議事堂へ移動し、一部が警官隊ともみ合いの末に建物内へ侵入した。
 議場には合同会議で進行役を務めるペンス副大統領や議員らがいたが、審議を一時中断して避難。州兵が動員されるなどした結果、トランプ氏支持者らは約4時間後に排除された。
 バイデン氏は演説で、議事堂乱入を「法の支配に対する前例のない攻撃だ」と非難。トランプ氏は、ツイッターに動画を投稿し「平和でなければならない。家に帰ろう」と呼び掛ける一方、大統領選に関しては「盗まれた選挙だった。私たちの地滑り的勝利だった」と改めて主張した。 

(ニュース提供元:時事通信社)