政府の原子力防災会議(議長・菅義偉首相)は8日、関西電力美浜原発(福井県美浜町)の重大事故に備えた広域避難計画を了承した。
 美浜原発は1、2号機が廃炉作業中。関電は運転開始から40年を超えた3号機について、昨年9月に安全対策工事を完了した。知事などの地元同意を得られれば、再稼働させる意向を示している。
 計画は、事故時に避難や屋内退避が必要となる30キロ圏内に含まれる福井、滋賀、岐阜3県の住民、計約27万9000人が対象。広域避難の受け入れ先として、各県内のほか奈良、石川、兵庫、大阪の4府県の施設を確保した。
 自然災害などで半島部や山間部の住民が孤立した場合を想定した船舶やヘリコプターによる輸送のほか、避難所や移動時の感染症予防対策なども盛り込んだ。 

(ニュース提供元:時事通信社)