気象庁は10日夕、記録的な大雪となっている北陸では強い冬型の気圧配置や低気圧の影響で、11日昼前にかけても降雪が続き、除雪困難な積雪になる恐れがあると発表した。交通障害や施設の被害に厳重に警戒し、不要不急の外出を控えるよう呼び掛けている。
 新潟、富山、福井各県では10日、死者が相次いだ。新潟県警によると、同県阿賀町では会社員大江利光さん(57)が自宅前で上半身が雪に埋まった状態で発見され、病院搬送後に死亡が確認された。屋根からの落雪に巻き込まれたとみられる。福井市でも女性(79)が除雪作業中に生き埋めとなり死亡。富山県氷見市の住宅では、60代男性が雪に囲まれてエンジンがかかった車の中で死亡しているのが見つかり、県警が死因を調べている。
 新潟県上越市・高田では10日午後2時までの72時間(3日間)降雪量が1メートル87センチに上り、観測史上最多記録を更新。午後10時の積雪は平年の6倍近い2メートル28センチとなった。新潟県は同日、上越市への自衛隊の災害派遣を要請。倒壊の恐れのある障害者施設や高齢者世帯の除雪作業を求めた。
 10日午後10時の積雪は、富山市では平年の6倍超の1メートル12センチ。金沢市と福井市はいずれも5倍超で、59センチと1メートル3センチを観測した。
 11日午後6時までの24時間降雪量は多い所で、新潟県60センチ、石川県30~50センチ、富山県25~45センチ、福井県15~35センチと予想される。 

(ニュース提供元:時事通信社)